サポペンブログ - 酔拳(第4回)  − Written by yu −

酔拳(第4回)  − Written by yu −

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Staff記事
執筆 : 
staff 2009-7-10 0:55
おはようございます。帰ってきた酔っ払い、yuです。

ほぼ週刊・飲んだらエラーレートはどうなるか比較実験、3回目の経過報告です。

札幌も暑さを感じるようになってきました。これからトウモロコシやスイカやいろんな野菜が益々美味しくなります。札幌オープンにお越しの際に機会がありましたら、是非新鮮な地物野菜もお楽しみ下さい。

【今回飲んだお酒】ナイアガラしばれづくり
北海道は函館のお酒です。北海道産ナイアガラ種100%使用で、自然に近い形で冷凍して作られています。人工的なアイスワインみたいなもので、濃縮されたことによる甘さとナイアガラの爽やかな香りが魅力でした。


【結果】



前回に続いて、飲んだ時の方がミスが少なかったです。最終的に、飲んだ時の方がエラーレートと勝率の2冠王になったら、これはもう飲むしかないでしょう。
勝率は、3回目にして初めて飲まない時の方がよかったです。
それぞれ30戦の累計で見ると、平均エラーレートの差は0.14、勝率では13%も飲んだ時の方が良いです。
たとえ予想外でも、結果を受け入れるのが科学的な態度だと思うのですが…。


【おまけ】買ってはいけないギャモン本

前回言っていたおまけコーナーです。
「買ってはいけない」というよりは、「人を選ぶので要注意」という方が正確かもしれませんが、騙される被害者が出ないように敢えて過激に表現しました。

その本とは、

『The Mathematical Theory Behind Backgamomon』 Ali Khayat



日本語タイトルを付けるなら『バックギャモンの背後にある数学的理論』でしょうか。イラク人による英語の本です。新書より一回り大きいサイズで、約50ページ

タイトルから確率統計や或いは確率積分を使ってバックギャモンを分析するのを期待したら、実際は全然違ってたのです。
内容は、シュメールやバビロニアのような中東の古代の暦とバックギャモンを関連付ける仮説を提示です。
例えば、ボードの24マスは24時間と対応してるとか、全部で30個ある駒は1ヶ月の日数30日と対応してるとか、そういう”仮説”です。仮設自体は面白い話ですが、論証がほとんど無く、仮説から先への展開も無し。これじゃ思い付きを書いただけとしか思えません。これらの仮説が50ページのうち前半部分です。
後半は1ページに1つ、4,5行の解説つきでオープニングムーブが紹介されています。それだけなら、初心者やバックギャモンを知らない人向けにならありかなと思うのですが、驚くべきは初手ムーブなのに66とか55のムーブゾロ目が含まれている事です。ΩΩΩ<な、なんだって〜!

いやー、バックギャモンって本当に奥が深いですね。
この本は札幌オープン会場の受付に置いておくので、興味のある方はご覧下さい。

それではまた次回。

  
 

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コメント一覧

yu   投稿日時 2009-7-10 20:24
>fairytailsさん
当たり前だと思われている事でも、
実際やって確かめてみないと分からないですね。
自分としても、今回のお酒を飲んでのプレーへの抵抗が
ほとんど無くなって来ています。

実験は札幌オープンまで続ける予定なので、
最終結果はまだまだ分かりません。

>shunさん
わぁ、仲間がいて嬉しいような、残念なような。。。
興味深いタイトルでお手頃価格だし、ほんと罠ですね。
これ以上仲間が増えない事を願ってます。
shun   投稿日時 2009-7-10 19:15
この本買ってはいけませんね。わしも買ってしまいました。ははは。
fairytails   投稿日時 2009-7-10 1:36
そうですね、この結果がでているのに、飲んだほうが
エラーレートよくなるはずもないなんていうのは理論
的な話ではないですものね。Masahitoさんも書いてい
たように飲んだほうがプレー内容も良くなる場合もあ
るでしょうからね。
とりあえず私はこの結果を参考にさせていただいて、
前夜祭のダブルスに参加する際は気兼ねなく飲みなが
らプレーしようと思います。

このエラーレートならばもう少し勝ててもいいと思う
のでここまでは出目がいまいちですね。ここから逆転
して勝ち越すのは厳しいですがどうなるやら。